セミオート(オートクラッチ)
オートマチックトランスミッション(AT)の利便性とマニュアルトランスミッション(MT)の経済性とスポーツ性を併せ持つ自動クラッチシステムです。MT車では、ギヤポジションを変更する場合に、クラッチペダルを踏み込む必要があります。しかし、自動クラッチシステムでは、チェンジレバーのハンドノブにある電子センサーがクラッチ・レリーズ・フォークを押し引きしますので、クラッチペダルを踏み込む必要がなく、オートマチック車と同じ効果を感じることができます。
乗用車、4WD、トラック、バスなど、あらゆるマニュアル車に取り付け可能です。車速が落ちて停車する際にでも、ブレーキペダルを踏みこむだけでエンスト(エンジン・ストール)することなく車両は停止します。AT車と同じように、ギヤがどの位置にあっても走行中にブレーキペダルを踏むだけで安全に停車できます。渋滞時の停車・発進もとてもスムーズです。AT車と同じ様なドライバビリティーにより、お客さまに満足をお届けします。変速時にもクルマがギクシャクすることなくなり、急発進/急ブレーキを行ってもエンスト知らずです。
MT車の様に左足を使う必要がなく、AT車と同様にアクセルとブレーキだけで発進・停止が可能です。そのため、運転中の体力を軽減することができます。
クラッチペダルを踏み込むと、マニュアル状態に切り替わります。そのため、マニュアルとオートマチックは互換性があります。
燃料消費量は通常のMT車と同等であり、燃料消費率はAT車より20%~30%低く抑えられる可能性があります。従って、経済的な運用が可能となり、自動車の排ガスによる大気汚染も軽減され、環境保護に貢献します。
MT車全般(乗用車、ジープ、トラック、バスなど)への搭載が可能です。
発進は、AT車と同様にアクセルペダルを踏み込むだけですし、停止時にはブレーキペダルを踏み込むだけです。ギヤ位置を変更しないまま、ブレーキペダルだけを踏んでもエンストすることはありません。ハンドノブやボタンに軽く触れるだけで、マニュアル車と同じようにギアポジションを変更することができます。